パルシステムの商品図鑑:産地限定エキストラバージンオリーブオイル

パルシステム商品には、商品カタログの中だけでは語り尽くせない、組合員や生産者の思い、開発に携わったメーカーの開発秘話などがあります。『商品図鑑』 ではそのような思いや、こだわり、商品の歴史に光を当てていきます。ひとつの商品から、パルシステムの全体像が見えてきますよ!

おすすめ商品『産地限定エキストラバージンオリーブオイル』

スペイン・アンダルシア州の指定農園産オリーブを使用 甘さとみずみずしさのバランスよい味と香り

『産地限定エキストラバージンオリーブオイル』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】(2017年11月時点)
三菱食品株式会社 原口綾さん
日清オイリオグループ株式会社 吉村和馬さん
パルシステム生活協同組合連合会 ドライ食品課 真保知明職員

信頼できる産地との出合いから産直提携が実現

 2011年の登場以来、組合員のみなさんから「くせがなく、うまみが感じられる」「産地限定で信頼できる」といった支持の声をいただいている本品。2015年にはスペイン・アンダルシア州の産地と国際産直提携を締結。登場時より好評の製品内容はそのままに、現在はPB商品(※)として販売されています。

 現在、世界のオリーブオイルの約4割はスペイン産。そのうち約8割の生産を担っているのがアンダルシア州です。日清オイリオグループ(株)で本品の開発に携わった吉村さんは、「原料はすべて、そのアンダルシア州の農園で栽培されたオリーブです。アンダルシア州の気候の特徴は、夏の気温が40℃にもなり雨が少なく晴天率が高いこと。夏場に大きく生長するオリーブの実にとって最適な環境といえます」と話します。

スペイン・アンダルシア州のオレオエステパ社

 農園は、アンダルシア州でオリーブ生産の17の協同組合を束ねる生産者団体・オレオエステパ社が管轄。パルシステムと日清オイリオグループの間を取りもつ三菱食品(株)の原口さんは、「オレオエステパ社は、原料のオリーブについてトレーサビリティのしくみを導入しています。安心して食べられる商品づくりへの姿勢は、パルシステムとも共通しているといえます」と話します。産直提携は、こうしたお互いの取り組みへの共感から実現したのです。

※PB商品:独自開発商品

農園全体で高品質なオリーブ生産をめざす

 品質のよいオリーブオイルを作るためには、まずはオリーブの木や実が健康に育つことが大切です。そのためには鳥による食害、病気や害虫による被害を避ける必要がありますが、植物を育てるうえで、病気や害虫の発生を完全に防ぐことはできません。安全性を大切に、人手と手間をかけて無農薬栽培をする方法もありますが、それでは多大な生産コストがかかり、結果的に価格にはね返ってしまいます。「そこでオレオエステパ社では〝テクニ シャン〟と呼ばれる専門の技術者を置き、オリーブの品質と栽培管理を両立させる体制をとっています」(吉村さん)。

小ぶりな実が鈴なりにつくオイル用のオリーブ

 畑の位置する場所や地形などによって栽培条件は異なり、病気や害虫の発生状況も違ってきます。一般的な農園では個々の生産者が、畑の状況に合わせて農薬の量などを判断します。その場合、生産者はきれいな実をできるだけ多く収穫したいと考えるために、ともすれば農薬を過剰に使いがちです。

 「一方、オレオエステパ社では農薬の使い方を決めるのは生産者ではありません。〝テクニシャン〟がすべての畑の病気や害虫の発生、生育状況を把握し、そのうえでパルシステムの基準に沿って、畑ごとの適切な農薬や水の量を生産者に指示。特定の畑にかたよるのではなく、農園全体で質のよいオリーブを生産することを大切にしているのです」(吉村さん)。

こだわったのは、鮮度とさわやかで甘みのある風味

 「エキストラバージンオリーブオイル」とは、どのようなオイルをさすのでしょうか。本品の場合、原料のオリーブの実は、収穫後24時間以内に搾油工程にまわされます。たとえば夕方摘み取った実は、翌日の朝一番に搾油。そこまでスピードを重視するのは、「オリーブオイルにとって、酸度がとても重要だから」(吉村さん)です。酸度とは、新鮮さを表すのに使われる指標のこと。酸度の数値が高いことは劣化していることを表しています。

 「しかし、数値が低ければおいしい、とも言いきれません。おいしさや風味の評価は、人によって好みが分かれるからです。そこで長い間の経験則から、エキストラバージンオリーブオイルとは〝酸度0.8以下で風味に欠点がないもの〟と決められています」(吉村さん)。

顔の見える関係でつながる海外の生産者

 品種ごとに搾油されたオリーブオイルは、商品コンセプトに合わせて品種を選んだり、数種類をブレンドして製品化されます。「早摘みの品種のオイルはさわやかな緑っぽい香りや、苦み、辛みが強いのに対し、遅摘みの品種は、熟したぶん甘い香りが強く、苦みや辛みは少なくなります」(吉村さん)。本品ではさまざまな組合員の方が利用することを考え、早摘みと〝早摘みと遅摘みの中間〟の品種をブレンド。若々しい緑っぽさと甘い香りがバランス よく感じられる風味をめざしたそうです。

 「新鮮さと風味のバランスのよさにこだわった本品は、オイルそのもののうまみが違います。調理用にも、生のままでも料理を風味よく引き立ててくれる使いやすさから、利用者も増えています」とパルシステム連合会商品開発本部の真保職員。「オリーブオイルはくせがあって苦手」といった理由でまだ手にとったことのない方は、一度試してみませんか。さまざまな料理に合わせやすい風味に、きっと驚かれるはずです。

『産地限定エキストラバージンオリーブオイル』ができるまで

1

収穫→クラッシュ、マラキシング

オリーブの実を粉砕してペースト状にしたあと、実の部分とオイルを分離するためにかくはん(マラキシング)する。マラキシングによって実の香りをオイルに移すことができる。

さんさんとした太陽を浴びるオリーブ畑

2

遠心分離機→ろ過

2基のタイプの異なる遠心分離機にかけ、純度の高いオイルを抽出する。さらに不純物をできるだけ取り除くためにろ過する。

3

充てん

ボトルに充てんして、でき上がり。

多くの人の協力が実を結び、国際産直提携が
実現しました!

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※本ページの内容は2017年11月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。