パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

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「オンラインでつながろう! JAいわて花巻(田植え)」を 開催しました

5月15日、JAいわて花巻とオンラインで田植え交流を開催し、組合員18名が参加しました。パルシステム米の産地、岩手県のJAいわて花巻とは、花巻食と農の推進協議会を設立し、長年交流を続けています。例年、年4回の農作業体験を通した産地交流会を行っているほか、神奈川でのしめ縄づくりや料理体験を行っていますが、新型コロナウイルス感染症拡大により、昨年度から今年度上期の交流会は中止しています。

生産者と直接会うことができないため、産地と協力して自宅にお米の苗を届け育ててもらう企画「おうちでお米を育てよう!」を開催しています。この企画の参加者を対象に、今回はオンラインで産地とつながり、田植えの様子や「バケツ稲」の育て方・注意点などを教えてもらいました。

田植えの様子を中継!

田植えの様子を中継していただきました

例年、交流を行っている産地の交流田からは、生産者が田植え機で田植えをする様子を中継。生産者の菅原さんは長年の米作りの経験をいかした田植えの技を披露。田んぼの端から端まできれいに植える様子を見ることができました。

続けて、生産者の小原さんが「バケツ稲」を土づくりからレクチャー。米作りにふさわしい土の成分の説明も交えながら、実際にバケツを用意して、土・肥料・水を混ぜるところから手植えまでを実演しました。ひとつのバケツに苗3~4本を1カ所に植えるとよいということも教えてもらい、苗をたくさん植えたからたくさんのお米ができるわけではないことに、参加者からは驚きの声があがりました。

最後に、農作業の合間におやつとして食べる「小昼(こびる)」として「がんづき」や幻のキノコ“ばくろだけ”が入った「おにぎり」「パウンドケーキ」などの紹介もあり、参加者からは「説明が楽しく上手で、あっという間でした」「お米を育てる大変さや無農薬の大変さもわかりました」「収穫が楽しみ」「小昼がとてもおいしそうで、食べてみたくなりました。お料理企画もできるといいですね」などの感想が寄せられました。

バケツ稲の実演の様子

画面越しにオンラインで交流しました

(Youtube)
当日の様子を動画でご覧ください(5分54秒)

画面越しですが、花巻の自然にも触れることができ、田植えをとおして農業を身近に感じる機会となりました。参加者からは早く現地に行ける日が来るといいな〜という声もあり、とても楽しい雰囲気のなか、生産者の温かい人柄も伝わってくる交流会となりました。