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2017/03/27
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『富士の天然水』のペットボトル容器工場の見学を行いました

3月16日、パルシステム商品『富士の天然水』のペットボトル容器を製造している協栄産業グループの栃木県にあるリサイクルペットボトル工場の見学を行い、当組合の役職員18名が参加しました。

リサイクルペットボトルの取り組み

パルシステムでは2016年1月より、ペットボトルを再度ペットボトルとして再生する「リサイクルペットボトル」の取り組みを行っています。これまで国内で回収されたペットボトルのほとんどは、プラスチックシートやフリースなどの衣服、建築資材などになっていました。また、せっかく回収された資源は海外に流出してしまうこともあり、国内での循環は充分ではありませんでした。

しかし、ペットボトルを再度容器としてリサイクルする技術が確立され、これにパルシステムの精度の高い資源回収のしくみを活用することで、回収した容器を使ったリサイクルペットボトルの製造が可能となりました。さらにPB商品(※)として製造から消費、回収、再生までの循環を一貫して推進することは、どの企業や団体も行っていない、初の取り組みとなっています。

※PB商品:独自開発商品

リサイクルの更なる可能性を求めて

ペットボトルの原料となるPET樹脂は、通常原油からつくられますが、協栄産業(株)では、「都市油田」ともいわれる都市から出る使用済みペットボトルやプラスチック廃材を利用してPET樹脂をつくり出しています。この方法により、原油から新たなPET樹脂を製造する場合に比べ、CO2排出量を63%削減することができます。

今回訪れた協栄産業グループのジャパンテック(株)宇都宮工場とMR・ファクトリーは、ペットボトルリサイクルに特化した専門工場です。パルシステムやその他の首都圏より集められた使用済みペットボトル250万本を1日で処理する工場の内部は、とても整理されており、機械化もすすみ、従業員20人ほどで処理をしているとのことでした。

粉砕・洗浄したPET樹脂

都市から出る大量のペットボトルを受け入れるリサイクル工場

再資源化されるのを待つペットボトル

当日は、偶然、神奈川県から集められたペットボトルの処理をしていました。首都圏から集められる一般のペットボトルは、あまり状態が良くなく、中にタバコの吸殻が入っていたり、使用済みの医療用針が入っていることもあるそうです。そういった異物や汚れ、においの除去、リサイクルによる強度の低下などが課題でしたが、特殊な熱処理を加え、検証を繰り返すことで安全安心なPET樹脂をつくり出すことに成功。ちなみにパルシステムから集められたペットボトルは、キャップやラベルの処理もされ、とても状態が良いとのことでした。

この技術をさらにさまざまな分野に広げ、枯渇性天然資源の利用抑制とCO2排出削減に貢献していきたいという従業員の熱い思いが伝わってくるとともに、当組合としても「分ければ資源・混ぜればごみ」という分別の大切さを広めながら『富士の天然水』の使用済みペットボトルの100%回収をめざし、リサイクルを推進していきたいと思う工場見学となりました。

【関連リンク】
「富士の天然水(PET)」に関する協定書に調印 森林保全と資源循環を推進します(パルシステム連合会ニュース)