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2017/03/24
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職員集会「ドリームビジョン2017」を行いました

3月18日、ワークピア横浜にて職員集会「ドリームビジョン2017」を行い、290名の役職員が参加しました。

今年度のドリームビジョンは、“第7次中期計画(2017年度~2020年度)および2017年度事業活動方針の確認”“職員が社会的課題を学び生協人としての行動につなげること”“職員間の親睦”を目的に開催しました。当日は、神奈川県原爆被災者の会の中村雄子さん、そして、よしもと芸人「おしどり」のマコさん・ケンさんを招いた講演も行いました。

戦争経験者が語る核兵器廃絶への思い

当組合では、「平和はくらしの土台でありわたしたちがつくっていくもの」という考えのもと、平和を脅かす戦争、紛争、貧困のない世界をめざして、諸団体や他生協とも連携をとりながら、平和活動に取り組んでいます。神奈川県原爆被災者の会の中村雄子さんには、「平和な社会づくり 核兵器廃絶をめざして」をテーマにお話しいただきました。

中村さんは、13歳(女学校の2年生)のとき、学徒動員されていた広島の工場で原爆にあいました。講演では、自身の体験から、何の責任もない子どもたちが一度に亡くなってしまう戦争、そして原爆被害のむごさが語られました。自身は、ガラスが刺さる怪我を負いましたが、命は助かりました。しかし、同じ女学校の1年生は223人、全員亡くなりました。
3月末生まれの中村さんは、「もう少し遅く生まれていたら、自分も1年生だった。いま生きてここにいなかったのでは」と語ります。「生きているかぎり、伝えていきたい」という思いのもと、核兵器廃絶に向けた平和活動を現在も続けています。

広島での被爆体験を語る中村雄子さん

「ヒロシマの原爆で亡くなった子どもは6000人ともいわれています。人間だけではない、動植物の命も、一瞬で亡くしてしまう核兵器は、絶対に無くさなければいけない。そのためには、ぜひみなさんの力を貸してください」と、職員に呼びかけました。

核兵器廃絶を世界に呼びかける 「ヒバクシャ国際署名」は、当組合HPからもオンライン署名ができます

「福島の現状」と「自分で調べてみること」の大事さ

当組合では、2011年の東日本震災後、被災地への支援活動に継続して取り組んでいます。そのなかでは、“被災地の今”を知ることや、状況を正しく理解するための機会として、被災地スタディツアー(南三陸・福島)や学習会なども実施。ジャーナリストとしての顔ももつ、よしもと芸人のおしどりのマコさん・ケンさんを招き、講演いただきました。

おしどりのマコさんは、2011年の福島第一原発事故後の政府や東京電力の対応に疑問を持ち、猛取材を実施。いつの間にか、日本一原発事故に詳しい芸人になっていました。マコさんは、学生時代に医学を学んだ経歴の持ち主です。自身の経歴を「鳥取大学医学部を、優秀な成績で、3年で中退しました」と紹介すると、会場は笑いに包まれました。東京電力の記者会見への多数の出席をとおして感じた矛盾や、現在、避難解除すすむ福島県での農家の方々の声など、なかなか報道されない事実を、ケンさんとの軽妙なかけあいで笑いをとりつつ紹介いただきました。

笑いが絶えない講演となりました

マコさんが今、疑問に感じていることは“現代日本での情報のありかた”そのもの。「たとえば“食”は、産地を気にする人が多いけど、“情報”の出どころを気にする人はあまりいない。テレビや新聞からの情報を、鵜呑みにしてしまう」と語り、「おかしいと思うことは、とことん、自分で調べてみることも大事」と、呼びかけました。

当組合で行っている震災支援活動についてはこちらから

2017年度も、当組合はさまざまなチャレンジをしていきます

当組合の渡邊専務理事からは、2016年度の数値決算の見通しについての報告があったあと、次年度および中期(2017年度~2020年度)にかけての事業と活動についての方針が語られました。4つの事業(パルシステム事業、共済、総合福祉、電力事業)、4つの組合員活動・社会的活動(コミュニティ活動、10のエリア活動、7つのテーマ活動、交流商品活動)に加え、震災支援活動や、組織の土台を支える活動、そして原発のない社会へ向けた「パルシステムでんき」のスタートや組合員・地域の拠点「ふらっとパル茅ヶ崎」開設といった新たなチャレンジをふくむ、当組合の取り組み全般について、方針と思いが述べられました。

「ともにチャレンジを」職員へ呼びかける渡邊専務理事

また、組織内の取り組みとして、女性職員の働き方、働きがいの向上を目的とした「女性職員満足度向上チーム」の活動紹介とともに、職員の労働時間改善・有給休暇取得の目標など、社会全体でも大きな課題となっている“働き方の見直し”にも積極的に取り組んでいくことが語られました。
最後に、2016年に「協同組合」がユネスコの無形文化遺産に登録されたこともあげ、「世界では貧困や格差の問題を解決できる存在として、協同組合の力が見直されている」「当組合の事業と活動は、神奈川県で必要とされている存在になってきている。みなさんとともにさまざまなチャレンジをしていきたい」と、結びました。

当組合では、2017年度もさまざまな団体との連携のもと、地域や社会で生協としての役割を果たしていけるよう取り組みをすすめてまいります。