パルシステムの商品図鑑:エコ・岩手ひとめぼれ (無洗米)

パルシステム商品には、商品カタログの中だけでは語り尽くせない、組合員や生産者の思い、開発に携わったメーカーの開発秘話などがあります。『商品図鑑』 ではそのような思いや、こだわり、商品の歴史に光を当てていきます。ひとつの商品から、パルシステムの全体像が見えてきますよ!

おすすめ商品『エコ・岩手ひとめぼれ (無洗米)』

食味、食感、つや、香りなど食味評価ではつねにトップクラス。土づくりを大切にする生産者の努力の証です

『エコ・岩手ひとめぼれ (無洗米)』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】(2018年10月時点)
株式会社ジーピーエス 関根 史人さん

寒暖差の大きい米作りに適した気候風土

◆本品の産地は、JAいわて花巻(岩手県)管内の東和地区です。どのような場所でしょうか

関根 東和地区は岩手県・北上盆地の一角にあり、盆地特有の昼夜の寒暖差の大きさが、米作りによい影響を与えています。稲は、昼間は暖かい日を浴びて生長し、でんぷんをつくり、穂へ栄養を蓄えます。夜の気温が高いと蓄えたでんぷんを消費してしまいます。だから昼夜の寒暖差は、米にとって大事なのです。そんな気候風土で育まれた「岩手ひとめぼれ」は、甘さやもちもちとした食感、湯気とともに鼻をくすぐる香りのよさなど、つねに高い食味評価を得ています。

山間地に広がるJAいわて花巻・東和地区の棚田

◆当組合との絆が強いと聞きました

関根 東和地区とパルシステムとのつながりは、30年ほど前にパルシステム神奈川ゆめコープ(当時は川崎市職員生協)が独自で産直提携を結んだのが始まりでした。今でも年間を通じてパルシステム神奈川ゆめコープの組合員の交流ツアーを受け入れるなど、つながりの 深い産地です。

土づくりから米の保管まできめ細かく管理

◆東和地区の米作りの特徴とは

関根 水田に利用されている水は、早池峰山系の豊かできれいな水を利用しています。また、土づくりでは環境に配慮をした資源循環型農業に取り組み、その一環として、稲刈り後のワラを畜産農家へ供給し、そのワラを食べた牛の堆肥を利用して土づくりを行っています。今でも東和地区では、土づくりを大切にした米作りが行われています。

◆パルシステムには、「エコ・チャレンジ」という独自基準があります。本品もエコ・チャレンジ米ですね

関根 エコ・チャレンジ基準では、化学合成農薬と化学肥料の使用を県の慣行栽培基準の5割以下に削減しています。さらに東和地区では、土づくりに牛ふん堆肥を利用していることから、化学肥料の使用を県の慣行栽培基準の7割以下に削減して栽培しています。代々受け継いできた土地を守り、人や環境にできるだけ負荷をかけたくないという生産者の思いが強いですね。

できる限り長くもみつきで保管し、米の劣化を防止

◆乾燥も独自の方法を用いています

関根 東和地区の米の保管施設では「DAG(ドライ・エア・ジェネレーター)乾燥」を取り入れています。収穫した米をもみつきのまま貯蔵し、出荷が決まってからもみを取り、常温の風でゆっくりと乾燥させるのです。昔は「はせがけ」といって、刈った稲束を田んぼで天日干ししていました。DAG乾燥はその方法に近づけたもので、米のひび割れを防ぎ、鮮度や食感を長く保つことができます。一方で設備の導入や米の保管にコストがかかるため、この方法を取り入れているのはパルシステムの産地でもまれです。

組合員との交流が支える生産者のふんばり

◆たゆまぬ努力が感じられます

関根 全国の産地同様、東和地区でも高齢化は深刻です。生産者は害虫や雑草と常に戦わなければなりません。炎天下でのあぜの草刈り作業は我々の想像を絶するほど大変な重労働です。でもエコ・チャレンジ栽培など組合員との約束を守り、伝統的な米作りを貫くのが東和地区の生産者のプライドなんです。

◆生産者にとって産地交流とは

関根 「〝東和地区の生産者の姿勢はずっと変わらないね〞と、パルシステムの組合員から声をかけられたことが忘れられない」という生産者の声を聞いたことがあります。本品は生産者と組合員がともに食を育む当事者になるという、まさに生協の原点が表れたもの。これからも『エコ・岩手ひとめぼれ』をぜひ応援していただきたいですね。

生産者と組合員の交流は産直の原点

産地との交流

JAいわて花巻と花巻市、パルシステム連合会、当組合の4者は2008年に「花巻食と農の推進協議会」を設立し、交流事業を行うなかで、農薬や化学肥料にたよらない安全・安心な農産物を介して産地と消費者が直接結びついた事業と活動をすすめています。また、1年を通じて産地ツアーや郷 土料理教室、商品展示会への参加など、さまざまなかたちで生産者と組合員の関係を深めています。

組合員との交流から生まれた『JAいわて花巻・パルシステム神奈川ゆめコープ交流玄米 5kg』

生産者からのメッセージ

岩手県花巻市は、県のほぼ中央に位置し、日々季節の移り変わりを五感で感じながら、緩やかな時間を過ごせる地域です。また、『雨ニモマケズ』や『注文の多い料理店』で有名な、詩人・童話作家の宮沢賢治ゆかりの地でもあります。年に4回の組合員のみなさんと生産者との交流で、産地の米作りや文化・風土を感じてもらいたいと思います。ぜひ、いわて花巻にお越しください。

JAいわて花巻 東和町支店
 菊池弥須夫さん

パルシステム神奈川ゆめコープ おすすめ商品

産地交流で育む組合員のための米
『エコ・岩手ひとめぼれ (無洗米)』5kg
※本ページの内容は2018年10月時点の情報です。
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