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2017/01/18
イベントレポート
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宮城県自然体験ツアー(JAみどりの)を開催しました

1月14日~15日の2日間に渡り、宮城県美里町・大崎市・涌谷町にて「宮城県自然体験ツアー(JAみどりの)」を開催し、組合員9家族23名、理事・職員を含め26名が参加しました。

農作業体験など年4回の産地交流を開催しているJAみどりの(宮城県)とは、今年交流20周年を迎えます。毎年冬には、蕪栗沼でのマガン観察をはじめ、さまざまな体験を通じて冬の産地を体験する交流を開催しています。また神奈川での郷土料理教室、センターまつり・商品展示会を通して、化学農薬や化学肥料を極力減らし環境にやさしい農業への取り組みをしている産地への理解を深める交流を行っています。

宿泊したロマン館の前で
宿泊したロマン館の前で

雪が降るなかで交流はスタート

雪が降る新幹線古川駅から交流1日目がスタートしました。初めは、みそ作り体験としてみそ玉を作り樽に詰める作業を体験しました。煮た大豆30kgに麹、塩、焼酎を混ぜてミキサーでつぶしたものを、少しずつ手で丸く固めみそ玉を作り、空気が入らないように樽に投げ入れました。家庭でみそを作る際は発酵を促進させるため種みそを入れますが、こちらでは種みそは入れないそうです。そのあと、昨年の冬の交流で仕込んだみそをみそ汁にして飲みました。

次に、ソーセージ作りを体験しました。生産者の高梨さんから使用する肉についてのこだわりなどを聞きながら、肉に8種類のスパイスを混ぜ、豚の腸に詰めて吊るす作業を体験しました。

みそ作り

ソーセージ作り

ソーセージを燻煙している間に、マガンのねぐら入り観察に蕪栗沼を訪れました。冬には毎年10万羽以上の天然記念物の渡り鳥マガンがシベリアから飛来してくる蕪栗沼(かぶくりぬま)は、貴重なエサ場となる周辺の田んぼも含め、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地を守るラムサール条約に登録されています。降っていた雪もやみ、日が落ちる間際の蕪栗沼で、沼地に降り立つマガンを観察したあと、宿にもどり、夕食を食べながらの交流会で、生産者の方々と話に花を咲かせました。

マガンのねぐら入り観察

ソーセージの燻製(生産者 高梨さん)

-8℃の蕪栗沼

2日目は、早朝のマガンの飛び立ち観察から始まりました。 NPO法人蕪栗ぬまっこクラブの戸島さんからマガンの生態を教わりながら、1日目にねぐら入り観察をした蕪栗沼の南東側で、夜を明かしたマガン約7万羽が飛び立つ瞬間をじっと待ちます。この時の気温は-8℃。人の顔がうっすらと認識できるころから徐々に飛び始めるというマガンが、一斉に飛び立った時の羽音は圧巻で、空に舞い上がったマガンの群れを見た参加者から歓声があがりました。周辺に自然豊かな田んぼが広がるからこそ、これだけ多くのマガンが飛来してくるとのことで、地域全体で環境にやさしい農業に取り組んでいることが知る機会となりました。

マガンの飛び立ち

おらのお米!

宿を出発したあとは、乾燥した米を貯蔵している北部広域倉庫の見学をし、米の検査の仕方や等級についても学びました。パルシステム向けに出荷を待つ米袋の中から、同行してくださった生産者の名前を見つけ、ここでも「顔の見える関係」を実感しました。

昼食交流会では、地域のお雑煮や干し柿を使ったなます、みそだれをつけて食べるおでんなどをご馳走になり、2日間にわたる交流は終了しました。2016年度の交流は、今回の冬の交流で終了となります。2017年度は5月から始まります。お楽しみに!