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2016/12/13
イベントレポート

“あせらず・見守り・支える”「思春期の子育て ~知っておくこと」を開催しました

12月3日、ミューザ川崎シンフォニーホールにて、元社会科教師の西牧たかね先生をお招きし「思春期の子育て ~知っておくこと」を開催し、組合員、役職員含め26名が参加しました。

西牧先生は東京都の公立中学校で約30年間、社会科教員として、地理・歴史・公民の授業を担当し、現在は調布市子ども・若者総合支援事業の運営委員および学習支援コーディネーターを務め、また「若者の再出発を支えるネット」を設立するなど、精力的に地域の子どもたちのための学習支援を行っています。

これまでの教師生活や若者支援の現場で、多くの生徒さんと接し、いっしょに悩み、見守り、支えてこられた経験をお話していただきました。

「自分のものさし、人としてのものさしを基準に」

人間の成長にとって、思春期とは自立するために変わり「自分になる」時期。
身体の変化と反抗期を通して心が変化していくとき。
思春期の子育てで大切なことは、「あせらない」、「見守る」、「支える」ことだと西牧先生は話されました。

  • 「あせらない」とは・・・先回りしない
  • 「見守る」とは・・・親の出番を見逃さない
  • 「支える」とは・・・少しずつ手をはなす

「はっ」と思ったときには立ち止まり、子どもの様子を観察すること。「あせらない」「見守る」「支える」ことを思い出し、場合によっては引き戻り、軌道修正をすることが大切。
そして道に迷ったら、「自分のものさし、人類普遍の人としてのものさしを基準に決めること」という先生の言葉がとても印象的でした。

“わが子のため”から“私たちの子どもたちのため”へ

西牧先生は、この時期は親にとっても、“出会い直す”機会であると話します。親も子どもから離れ、ひとりで生きていけるように。子どもと、パートナーと、友人と、自分と、自分自身も立ち止まり、見つめなおす良いチャンスととらえてとアドバイスされました。

最後に、ちょっとつまづいたとき、いいよと言える社会、ひとりで抱え込まずにいられる社会でありたい。子どもたちの幸せを実現するには、「わが子のため」から「私たちの子どもたちのため」へ、私たちはどのような社会をめざすのかを考え行動しましょうと結ばれました。

参加者からは、「いつも自問自答していたが自分の心構えができた」「世間の価値観にまどわされず、自分のものさしを信じて子どもと向き合っていこうと思った」「本当に参考になった。気持ちが明るくなり子どもに対しての見方、接し方を変えていきたい」などの声が寄せられました。

また、地域で不登校の子どもたちの居場所づくりの活動をされている参加者からも、参考になるお話を聞けて良かったと感想をいただくなど、心に響く講演会となりました。

【関連リンク】

・食と暮らし、持続可能な社会を考える、生協パルシステムの情報メディア“KOKOCARA”掲載記事 
http://kokocara.pal-system.co.jp/2016/06/24/consider-constitution/
・若者の再出発を支えるネット http://sasaerunet.web.fc2.com/index.html

「憲法ってなぜあるの? たかね先生とママたちの勉強会」より

※この企画は、パルシステム共済生活協同組合連合会の「たすけあい活動助成金」(事業剰余金を、地域で行う子育て支援、家事援助、健康維持活動等のくらし課題解決に対して資金面で応援する制度)を使って運営されました。