子どもの甲状腺エコー検診の取り組み

みえない放射線への不安の気持ちにこたえて

東日本大震災から4年以上が経過し、最近は被災地の状況をきく機会も減ってきました。しかし、福島県での甲状腺検査で新たに子どもの甲状腺がんがみつかるなど、原発事故の影響は今でも続いています。こうした状況が伝わってくるなか、神奈川県内でも4年前の被ばくを心配する声が出てきています。関東圏への被ばくの影響に関してははっきりしたことはわかっていませんが、「とにかく検査をしてみてほしい」という要望にこたえ、2015年秋から甲状腺検診を本格稼働しました。

医師がボランティアで協力

当組合では放射能の学習会や福島の現状を知る講演会などを行っていますが、こうした取り組みに協力いただいている医師に相談しましたところ、「心配なら検査してみましょう」と提案いただきました。さらに、協力してくれそうな医師を紹介いただき、現在3名の医師がボランティアで検診に協力してくれています。

検診中にエコー画面をみせながら医師が説明

2015年1月に84名へのモニター検診として取り組みを開始し、2015年10月正式に検診を開始しました。10月、新杉田での検診では2名の医師が保護者にエコー画像の説明をしながら診察をしてくださいました。
新杉田からスタートした甲状腺エコー検診は、大和市、相模原市など4会場で8日間、合計約400名を対象に実施しました。

運営スタッフから検診の説明を受けている参加者

甲状腺を調べる

放射線の健康への影響について、じつはわからないことが多く、個人差もあります。なりやすい病気として考えられるものも、甲状腺がん、その他のがん、白血病、心臓病などさまざまです。関東圏への影響を考えた場合、原発事故により放出された放射性物質のうち最も広範囲に拡散した可能性があるとされるのがヨウ素131ですが、この放射性ヨウ素は甲状腺に取り込まれやすい性質があります。このため、当組合では甲状腺エコー検診(スクリーニング検査)を実施しています。

この甲状腺エコー検診はまったくの自主的な取り組みですので、健康保険をはじめとした公的支援は一切ありません。協力していただける医師もボランティアで参加し、スタッフも多くの組合員の協力によって運営しています。
検診を開始してから多くの応募、問い合わせを受けていますが、十分なスタッフの体制が築けないために、希望される全ての方への検診を行うことはできていません。
子どもの甲状腺エコー検診はこれまであまり実施されてきていませんでしたので、医師もスタッフも手探りの中での実施です。ご協力いただける医師の方、超音波検査器を扱える技師の方、運営全般のお手伝いをしていただける方を募集中です。
ご関心のある方は、下記問い合わせ先までぜひご連絡ください。

ご協力をおねがいします

お問い合わせ

パルシステム神奈川ゆめコープ
企画広報課

TEL:045-470-1154(月〜金 9:00〜17:00)